- いちょう園 腰前
「一斉になりかをやる」時のチームワーク
いちょう園では年に1回、殺虫剤燻蒸をするため、利用者全員で日帰り旅行に出かけます。
バスに乗り、目的地につき、お昼ご飯を食べる。お小遣いで、お菓子などをつまみつつ、あっという間に時間が過ぎて、園に帰りましたとさ。
その後は、館内一斉大掃除です。さっきまでの穏やかな空気はどこへ行ったのやらといった様子で、職員同士声を掛け合いながらテキパキと片付けていきます。
各建物の状態確認、掃除の状態、その間の利用者へのケア、入浴等の日課活動、外出行事後の事務作業が同時に行われます。声を掛け合い、協力や交代をしながら進めていきます。
この「一斉に何かをやるときのチームワーク」に関しては、いちょう園はピカイチのものがあると思います。
一斉に何かをやるときに、全体が動くためには、全員に完成形が見えている必要があります。つまりビジョンが共有されているわけです。
ベテランは完成形を知っているから、
①ゴールは何か
②そこへ行くために何から取り掛かるか
③次は何をやるか
がわかっているわけです。
自分が新人や若手の時には、どのようなビジョンがあるかを掴むことに努力する。
自分がベテランや大御所になれば、いかにしてビジョンを伝えるかに努力する。
そんな人が集まれば、強い企業や事業ができるのだなと感じています